どもりや赤面を克服することであがり症も克服
多くの人は緊張しやすい体質の人があがり症になると考えているようである。沢山の人を前にしてスピーチなどをする場合、どんな人でも緊張することと思われる。あがり症の人は緊張するからあがってしまうのではなく、「あがってしまったらどうしよう」と考えるから緊張してしまうのではないだろうか。あがってしまうから緊張し、実際に緊張してしまうと不安になりあがってしまう、という悪循環に陥ってしまうようである。
あがり症の症状はある特定の状況で起きると言われている。まず、人を相手にしたコミュニケーションを行う時に起くる。そして極度の不安や緊張が引き金になって起きており、その緊張が続けば続くほど症状が強く出できる。時間が経過すると治癒するものではなく、しばしば重症になるケースも見られる。そしてあがり症だけでなく赤面やどもりなどの複数の症状を併発すること、などが挙げられる。
あがり症や赤面、どもりなどの症状の原因は同じところにある、という考え方もある。あがり症で悩んでいる人がいるなら、人前で話をする時のことを注意深く振り返ってみてほしい。あがりや赤面に気をとられて気づかないこともあると思われるが、言葉が出にくかったり、詰まってしまったりということもあるだろう。同時に手足が震えたり、冷や汗をかいていたり、動悸が激しくなっていたりすることもあるかもしれない。このようなことを考えれば、どもりや赤面を克服することが、あがり症を克服することになるだろう。